出口戦略を考えましょう、ほとんどの人は考えてないけれど

久々にブログを書いてみます。

ここ最近忙しかったりごちゃごちゃしたりして、もうブログ書かないかな、、、とか思ってましたが、お客さんに伝えたい事だったり、少しでも上手に伝えるための道具として使ってみよかなと思ってます。

 

そんなことを考えた一番最初のブログは

「出口戦略」

一番最初に一番最後の事を話題にするのは、何よりも出口戦略が大切で、「現時点の」出口戦略が定まっている会社は非常に強いから。

 

 私たちが行なっているお客様へのサポートも、まず経営者が何をしたいか、どうなりたいかを知ることで、一緒の方向に向かうお手伝いができるわけで、ゴールが決まっていないと、一緒に走る事ができない。

ちなみに、この記事では出口目標をほぼ一緒の意味で書いてます。出口は本当に出口で、目標は途中のマイルストーンとか、出口に行かなくても、経営者の叶えたい事、という意味合いです。

 

 やりたい事が決まれば、叶えるためにまずやることは「会社の事業計画を作る」こと。

それも数値目標で

なんで数値?人材育成とか営業とかじゃないの?

って考えると思うのですが、叶えたい目標(出口)によって、会社の決算着地も変えなければならないんです。

ざっくりとした説明をすると、会社を上場させたい時、お子さんに譲りたい、社員さんに譲りたい、どこかに高く買ってもらいたい、会社のゴールっていっぱいありますが、出口が違えば、同じ業績でも最適な決算着地は違います。

お子さんに譲りたいと思っているのに、漫然とこれぐらいかな?と利益を出し続けていると、株価が高くなってしまって株が譲れないとか、相続税が高くなってしまうとか。

逆に、どこかいいところが、うちの会社を高く買ってくれないかなと思っているのに、節税と言って無駄なものを買ったりして会社の価値を下げたり(このケースはあんまりないかもですけど)

 

出口戦略のために、対策を取ったとしても、取らなかったとしてもゴールは来ます。ただ思うようなゴールに行けるかどうかは、毎年の積み重ねで決まってきます。

自分が亡くならないと思っている人は1人もいないですが、自分がいつか亡くなると思って行動している人はそんなにいないので、、、

そういった事はよくわからなくて、漫然と不安を抱えている人がほとんど。何をしたらいいかわからない。何を決めたらいいかわからない。

だから、そういった不安を無くして、日々を過ごせるとすごい楽ですよね。

 

とは言っても、私の知る限りの30〜50代の経営者の方で、バチッと出口を決めて、そこまで突き進む!と決めている方は、ほとんどいない(超優良企業の経営者もそう)ので、世の中の大抵の経営者はそうなのではないかなと思ってます。

 

 こんな偉そうな事を言ってますが、私自身も、十分に経営者に選択肢を提供できていない、情報提供を出来ていない事も原因の1つなんじゃないかなと思って(そう考えることも不遜ですが、、、)こんなブログを書いてます。

 私のお手伝いさせていただいているお客様も、完全にこの方向で突き進む、と決めているわけでなく、「今は」この方向で行く、とか、いくつかの選択肢があるけど、今はまだ決められない。だからどっちにも行けるようにこれぐらいの着地にする。とか、落とし所を決めて、その通りになるように動いていく会社さんがほとんどです。

 

しかしながら、出口を決めて、そこにエネルギーを打ち込んでいる社長は本当に強い。

やっぱりやるべき事に集中できるし、徹底できる。妥協も必要ない。

 

誰もがそうなれるとは思わないですが、少しでも経営者が将来への迷いを減らして、前に突き進むお手伝いができるといいなーと思って、またブログ再開しました。

お客様に見せるのか、自分の頭の中を整理するだけのものになるかの出口も決まってないですが、ちょこちょこ更新していきたいと思います。