役員報酬の考え方!
経営者の方との経営計画を立てる際、
役員報酬はいくらにすればいいのかをよく聞かれます。
会社の業績が良くなってきたけど、いくらにすればいいんだろう、
もっと役員報酬をもらってもいいかもしれないけど、いくらまで出していいんだろう。
と、経営者の方の中には、自分が報酬をもらうよりも、従業員さんに出してあげたり、税金を払って会社にお金を残すように考えている方もいます。
正解はありません。
会社の設備投資に使う、従業員さんに還元してあげる事が会社の成長に寄与するかもしれませんし、何かあったときのために会社にお金を残すことで後々助かるかもしれません。
正解はありませんが、制度を活用して、お得に会社にお金を残していく方法はあります。
設備投資であれば、補助金に申し込んで国からお金をもらったり、
従業員さんを雇うときには助成金を受け取ったり。
ただ、必要のない設備投資をして補助金を受け取ったり、
助成金のために、採用の予定を変更させたり、
会社の状況、考え方にマッチしない形でお金を受け取っても、あまり意味がありません。会社がどのような状況で、どのようなビジョンを持っているか、でこうした制度は活きてきます。
役員報酬を出すときも同様です。
社長がいくらの報酬を受け取るか、は、会社の状況、社長の考え方によって、いくら出せばいいのかが変わります。
1つの考え方として、役員報酬はしっかり取った方が良いと考えます。
なぜなら、中小企業であれば、資金繰りが厳しくなった際、銀行借入をしたり、会社に社長がお金を入れたりして乗り切る場面もあります。
そのときに、社長の個人財産がない。という状況になっても遅いからです。
また、銀行借入をする際も、社長の個人財産があれば、借入がしやすくなったりもします。
なので、(もちろん黒字であることが前提ですが)社長はしっかりと役員報酬を取って、しっかりと何かあった際のためにお金を残しておきましょう。
ではどれだけの報酬を出したらいいのか、そしてお得な役員報酬の出し方を、
今後のブログでお伝えしていきます。
また、SMG経営者塾でも、資金繰りのノウハウをお伝えしていきます。
5月のSMG経営者塾では、チャットワーク創業者の山本社長を招いて、
更に詳しい働き方改革への対応策をお伝えします。
5月24日 SMG経営者塾TOKYO
http://keieishajyuku.jp/article.php?id=184
5月28日 SMG経営者塾NAGOYA(5月の名古屋会場は変更になります)
http://keieishajyuku.jp/article.php?id=185